野尻湖ナウマンゾウ博物館では、特別展「旅する旧石器 -3万年前の石斧の文化のひろがり-」開催中。夏休み恒例の石器づくりなどのミニ講座も毎日やってるよ!自由研究にも♪ http://t.co/fyE5l74Uct pic.twitter.com/jGW39CzRJq
— MATSUKI (@nojiriko) August 2, 2013
第28回特別展
「旅する旧石器」- 3 万年前の石斧の文化のひろがり-
■日程:2013年7月19日(金)~ 11月30日(土)
3 万年前に野尻湖畔で仕上げられた当時とても貴重だった石斧は、遠く秋田県
まで運ばれました。氷河時代の野尻湖と各地との交流を石器からさぐります。※町内の小中学生は無料
約20年前、信濃町では高速道のため発掘が各地でおこなわれました。その発掘でわかった最大の成果は「約3万年前の石おのをもつ文化が全国で最もいい形で残されている」ということでした。その後の研究で、日向林B、貫ノ木、大久保南、仲町などの遺跡で多く出土した石おのは、宝石の軟玉の仲間(透閃石岩/とうせんせきがん)でできているということが判明しました。この石は白馬八方にあるもので、たぶん野尻湖周辺で加工された石おのが、秋田から石川までの日本海沿岸の地域に運ばれたことが推定されます。後期旧石器時代の前半期(約3万年前)に使われる石材から文化のひろがりを推定できること、ナイフや台形石器などの鋭い刃をもつ石器には、地域によって黒曜石、珪質頁岩、玉髄(メノウ)などの石が使い分けられていたこと…など、信濃町の遺跡から発信された旧石器の最新情報を満載の特別展です。
無料で申込不要!夏休み博物館ミニ講座
石器づくり 8月2、3、6、8、10、11日火山灰の鉱物しらべ 8月1、4、7日
昆虫化石さがし 8月5、9、12日
アジアゾウの骨をしらべよう 8月13~16日
時間 午後1時~3時 (希望者はこの時間帯にお出掛け下さい)
場所 博物館玄関付近
費用 無料
※ミニ講座は無料でどなたでも参加できて、作品はお持ち帰りできます。